2025-11-19 10:51:23
来源:新华网

5日、尺八を演奏する愛好家の劉哲さん。(聊城=新華社記者/張力元)
【新華社済南11月18日】尺八は中国古代の簫(しょう)に類する管楽器で、音律の基本である黄鐘(こうしょう)律に合わせた長さが1尺8寸だったことから、この名が付いた。漢代には既に存在していたとされるが、尺八の名は「新唐書・呂才伝」に初めて登場する。唐代の音楽家で現在の山東省聊城(りょうじょう)市高唐県清平鎮出身の呂才(りょ・さい)が名称と音律を定め、宮廷のうたげで演奏される特色ある楽器の一つとなった。

5日、尺八を演奏する愛好家の劉哲さん。(聊城=新華社記者/張力元)
尺八愛好家で、聊城大学の教員でもある劉哲(りゅう・てつ)さんによると、尺八は隋唐時代(およそ7~9世紀)の文化交流の中で日本に伝わった。当時は日本の宮廷に属する「雅楽寮」でのみ用いられ、指孔(ゆびあな)は六つあったという。その後、中国の宋代(10〜13世紀)には、日本の仏教の一派における法器(法具)として発展し、指孔は五つとなった。現在では、尺八は世界各地で演奏されている。

11日、中国古代の簫に類する管楽器、尺八。(聊城=新華社記者/張力元)
劉さんはここ数年、妻の陳婷(ちん・てい)さんと共に尺八の演奏と楽曲の創作に力を注いでいる。2人は中国伝統音楽の技法を生かし、琴曲や民謡などを融合させた12作品を編み出した。公益活動も精力的にこなし、尺八の演奏会や講習会を約300回にわたり開催している。(記者/張力元)

11日、中国古代の簫に類する管楽器、尺八。(聊城=新華社記者/張力元)
编辑:刘金凤
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