「火の中の彫刻」瑠璃工芸の世界 中国・淄博市
2025-10-31 14:21:16
来源:新华网

瑠璃を熱し作品を創作する孫鳳軍さん。(資料写真、淄博=新華社配信)
【新華社済南9月7日】ガスバーナーの炎で瑠璃(ガラス)を溶かし、手作業で造形する瑠璃工芸は「灯工(ランプワーク)」と呼ばれる。瑠璃の熱による可塑性や溶融特性を生かし、職人が加熱しながら瑠璃を成形していく技術は「火の中の彫刻」とも称される。中国の瑠璃焼成技術は数千年の歴史を持ち、国家級無形文化遺産に指定されている。中でも山東省淄博(しはく)市博山区は、「中国瑠璃の里」の美名で知られる。
淄博市出身の孫鳳軍(そん・ほうぐん)さん(73)は、代々瑠璃工芸を手がける家系に生まれ、12歳から父親の元でランプワークを学び始めた。以来60年以上にわたり、技術の伝承と革新に力を注いできた。2015年には、ランプワーク技術を駆使したブドウ作品における技術的な革新が高く評価され、中国日用ガラス協会から「中国瑠璃ブドウの孫(そん)」の称号を授与された。(記者/朱暁光)

孫鳳軍さんの作品「秋の実り」。(資料写真、淄博=新華社配信)

孫鳳軍さんの作品「清らかなハス池」。(資料写真、淄博=新華社配信)

瑠璃を熱し作品を創作する孫鳳軍さん。(資料写真、淄博=新華社配信)

孫鳳軍さんの作品「鳳凰とボタン」。(資料写真、淄博=新華社配信)
编辑:刘金凤
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